柑皮症者の血中カロチノイド濃度について
第15回日本臨床栄養学会学術総会
木下伊規子、木村典代、加藤達雄カロチノイドの組織沈着の一示標として柑皮症がある。柑皮症者9名、対照者9名を対象として隔月ごとに採血し、血中総カロチノイドを分光光度計により、各分画をHPLCにより測定し、皮膚の黄染度とを比較検討した。血中総カロチノイド濃度と皮膚の黄染度の間には相関が見られたが、カロチノイド分画には個人差があった。