p87~p96
実験を行い、成績、文献を整理し、論文作成を担当
木下伊規子、佐々木舞
大量調理で煮物を作る場合の「煮くずれ」を防止するための標準調理操作を検討することを目的に、調味加熱前の材料に、下処理を施した場合の煮くずれ量を、サトイモを材料に用いて比較した。下処理は、蒸す、揚げる、炒める、ゆでるの4種類を行った。煮くずれ量はサトイモを取り除いた後の煮汁中の残渣量、サトイモの色差、破断強度、官能評価で総合的に比較した。その結果、「ゆでる」下処理を行ったものが最も煮くずれ量が少なく、煮くずれ防止効果があると判断された。