p165~p174
実験を行い、成績、文献を整理し、論文作成を担当
木下伊規子、田村明、加藤達雄、井上修二
筋蛋白質分解の指標である3-methylhistidine(3-MH)排泄量に及ぼす食事摂取と運動負荷の影響を検討するため、運動習慣のない一般女性学生を対象に実験を実施した。食事摂取の影響では、除肉食摂取群では実験期間を通して3-MH排泄量はほとんど変動がみられなかったのに対し、豚肉摂取負荷群では摂取2時間後から有意に上昇し、4~6時間後にピークをむかえ、18時間後には、ほぼ摂取前の値に戻った。運動の影響では、強度のウエイトトレーニングを負荷したところ、非運動負荷群の3-MH排泄量は、大きく変動していなかったのに対し、運動負荷群では運動8時間後に非運動負荷群に対して有意な高値を示した。