p77~p82
資料の作成を担当
木村典代、木下伊規子、金井幸子、加藤達雄
硫酸エタノールによってラベル化したヒト血清および尿中のコルチゾール、コルチコステロンのHPLCによる定量分析法について検討を行った。基礎的検討として、HPLCの最適分析条件を決定し、正常者、柑皮症者、神経性食欲不振者(AN)の血清中コルチゾール濃度を測定した。正常者、柑皮症者とAN間に有意差を認めた。ANでは血中コルチゾール濃度の高値が報告されており、本研究成績でもほぼ一致しており、高コルチゾール血症の診断に有用であると思われた。