正常者および柑皮症者の血中カロテノイド分画について(査読付)
日本臨床栄養学雑誌第17巻、第1号
p64~p67カロテノイド濃度測定、データのまとめ、資料の作成を担当加藤達雄、木下伊規子、木村典代、金井幸子正常者および柑皮症者について、血中カロテノイド分画濃度を1年間にわたり調べた。正常者では、β-カロチン、ゼアキサンチン/ルテイン、クリプトキサンチンが全分画合計値の約1/4を占め、年間にわたり、ほぼ一定であった。柑皮症者の血中カロテノイド濃度は、優位の分画には個人差があり、β-カロチン濃度が必ずしも高カロテノイド血症や、柑皮症を表さないことが知られた。