血清総カロテノイド測定法の検討-特にカロテノイド各分画の影響について-(査読付)
臨床検査第38巻、第9号
p1087~p1091実験を行い、成績、文献を整理し、論文作成を担当木下伊規子、木村典代、加藤達雄カロテノイドの内、β-caroteneなど、ビタミンA活性を示すものは早くから注目を浴びてきたが、最近では他のカロテノイド分画にも抗腫瘍作用や活性酸素の消去能が認められ、カロテノイ自身の生理活性が見直されてきている。そこで、分光光度計による血中総カロテノイド測定法の検討を行い、HPLC測定による各分画の影響を調べ、血中総カロテノイド測定の有用性を述べた。