保育者が語る子ども理解と援助―聴き手の視座から― (査読付)
保育の実践と研究,vol.12,No.2,pp.59-69,スペース新社保育研究室
日本保育学会において口述発表してきた三稿をまとめ、加筆・修正したものである。保育者が語る保育を、聴き手となる研究者がどのように聴き、主体的かつ協働的に文脈を形成するものであるかを検討した。一対一で保育の語りを聴く者は、保育者の形成する文脈に自身を解放するような聴き方が可能であり、カンファレンス等における聞き方とは特徴が異なることを明らかにした。