保育者が語る子ども理解と援助―子どもの仲間関係の育ちについての語りから― (査読付)
保育の実践と研究,vol.14,No.2,pp.44-52,スペース新社保育研究室
保育者の語りの資料から次の二点を明らかにすることができた。第一に、子どもは保育者の明瞭な言動だけでなく、心の揺れ動きをも感じ取り添おうとしており、それが育ちに影響する。第二に、保育者は、聴き手が自身を開示する態度で臨むならば「説明しよう」とするにとどまらず、自己をみつめる機会として語りを経験することができる。共同研究者:田中三保子