保育における子どもの主体性と保育者の環境構成―選択の構造をめぐって― (査読付)
乳幼児教育学研究第10号,pp.21-31,日本乳幼児教育学会
保育者は自らが子どもの人的環境であると同時に、環境の構成者でもある。本研究は、子どもと保育者が双方とも二重の選択(行為の選択および行為の前提の選択)を行っていることを事例から析出した。分析の結果をふまえ、子どもの主体性を尊重する方向で保育行為を選択する保育のありようについて考察している。