清水秀夫・木村清和・阿部博・末武義崇
自然災害が多い日本では、学校教育において、防災教育に取り組む必要性が高まっている。本稿は、小学校6年生を対象に、体験型防災教育の授業を実践し、その有効性を評価したものである。授業実践では、土木工学の専門家と連携し、「地震発生の仕組み」「液状化実験」「共振実験」「火山噴火の仕組み」を取り上げた。授業後、学習者が授業に取り組んだ態度やワークシートへの記述等から実践を評価した。その結果、本実践が、学習者の防災意識を高めることに有効であることを検証することができた。