ワークショップ「庶民が親しんだ芸能の諸相―明治から大正へ」
東洋音楽学会東日本支部例会(査読有)国際基督教大学
近代の庶民が、既成の概念やジャンル認識を越えた芸能(脱領域的な芸能)に親しみ、多数のジャンルを複合的に享受していた実態を論じた。応募者の報告ではあらゆる芸能に派生した『不如帰』ブームを取り上げ、新聞小説、舞台、映画などについて触れ、『不如帰』を題材にした流行歌を分析して、旋律が二種に大別できることを指摘した。澤井万七美・土田牧子・寺田真由美・横田洋、土田牧子:企画・構成・司会・発表「題材としての新聞小説―『不如帰』を例に」