「自己調整学習理論」を活用した国家試験全員合格のための包括的対策プログラム
第8回国際医療福祉大学学会学術集会, 東京赤坂キャンパス, 2018年8月 他 抄録
主体的な学習が求められる国家試験対策において、「自己調整学習理論」を活用した包括的対策プログラムを検討するため、予備調査として、A大学4年生の国試受験者に半構造化面接による質的記述的研究を行った。結果、能動的で継続的な国家試験への取り組みは、自己調整学習において不可欠である「動機づけ」「学習方略」「メタ認知」の3つの要素が含まれていた。これら要素が発生しづらい学生に対しては、教員が好機を見計らって学習方略を例示したり、客観視できる機会を設けたりする支援策の必要性が示された。