途上国に対する国際支援をテーマに行う思春期健康教育の「いのちの教育」への効果について、A中学校1~3年生の生徒210名を対象にアンケート調査を行った(回収率86%)。結果、【命やからだの大切さ】、【思春期を取り巻く問題】、【生活の豊かさ】、【国際支援を行う意味】、【助け合いの精神】の5カテゴリが学びの内容として挙げられた。特に【命やからだの大切さ】、【思春期を取り巻く問題】から自分自身について考える機会となった生徒が多かった。以上のことから、生徒自身が多様な視点で自らのいのちを客観的に見つめるきっかけの一助となっていることが示唆された。