青年期・成人前期における「食生活リテラシー」の概念分析
日本健康教育学会誌,日本健康教育学会
第29巻
第1号
成人前期の「食生活リテラシー」について、過去5年間で発行された和文献7件,英文献34件の計41件を分析対象に、Rodgersの概念分析を行った。結果、成人前期の「食生活リテラシー」を『個人が健康的な食生活を送るために適切な食品を選択し,自らの食行動を批判的に評価し,適用する能力』であると定義した。またその構成要素として、6つの属性と、14の先行条件、4つの帰結が抽出され、本概念が、公衆衛生活動やその研究において有用な概念であることが示唆された。