健康づくりに主体的に取り組んでいる定年退職後の高齢者男性の活動継続の意識に関する要因についてインタビュー調査を行った。結果、個人の元々の「健康に対する問題意識」や「性格」「ライフヒストリー」、「個性や能力の活用」といった対象者自身に関すること、「妻の後押し」や、地域活動の「雰囲気づくり」「仲間づくり」、「退職前からの地域とのつながり」といった対象者の周りを取り巻く人的・社会的環境が要因として挙げられた。また対象者自らの職業経験を活かし、健康づくりに参画することで、地域活動だけでなく、地域全体を活性化するための機動力となることが示唆された。(指導教員:◎金子仁子、標美奈子)