[著者]
稲水伸行・大川洋史(共同研究のため本人担当分抽出不可)
[説明]
文化変容モデルから質問票を作成し、これによる調査と聞き取り調査を照合することで、質問票の有効性に関して実証的に研究した論考である。ある専門商社を対象に、事業部ごとに質問票調査を行った。質問項目は「分離志向」と「同化志向」を基盤とした構成となっており、個人の文化変容モードを計る設計となっている。さらに、聞き取り調査によって各事業部における従業員間関係を調べた上で、個人のモードの集合との関連を検討した。
本稿は、〈査読無し学術論文3番〉との関連を念頭に置いており、シミュレーション結果において特徴的であった結果のいくつかについては、実証的に確認することができた。しかしながら、本稿では一部のパターンの確認にとどまったという課題が残された。今後さらなる対象に継続調査する必要がある。