1 サブストラクションの手法を用いたクリティーク:標本の大きさ
看護研究
著者:長谷川久巳,北原可織,角田祐紀子,山西緑(山田の旧姓)この論文は、看護研究を批判的に分析するための手法について述べられたものである。ここでは特に研究に必要な標本の大きさに焦点を当てている。標本数の算出方法としては、「経験に基づく一般的な原則」による方法と「統計の手法による検出力の分析」という方法があり、後者は第Ⅱ種の過誤(帰無仮説が真でない時に誤って棄却すること)の危険性を減じる方法として有用なものである。