6 気づきから始まる看護:退院後に生活の再調整が必要な患者への看護介入
クリニカルスタディ
事例として初回の心筋梗塞を発症した男性患者を設定し、患者が入院中に抱く不安を汲み取りながら、退院後の生活を健康的なものへと変更していくための援助について述べている。この時期の患者は、残された心機能の改善や再発の予防など重要な課題を持っている。患者が、これまでの自分の生活を振り返り、病気を持ちながらも質の高い社会復帰をしていくための看護について、看護学生でも理解できるように解説したものである。