発表「敗戦後日本における初期映画サークル運動の位置づけ」
早稲田大学演劇映像学会
平成18年12月1日従来の映画史や映画運動史では映画観客の存在は、受動的で操作可能なものとみなされて軽視されてきた。本発表では、映画観客の運動が量的に圧倒的であった1940年代から50年代の日本を事例に、映画観客のスペクテイターシップやその運動の歴史を論じることで、観客という存在によって、映画作品をメディアとテクストの両面で感じ考える地平がひらける可能性を論じました。