3 マーケティング戦略論

芙蓉書房

マーケティング戦略研究の理論と実務におけるマーケティング実践の橋渡しとなる実践的研究書
全347頁
編著者：原田保・三浦俊彦
共著者：原田保、三浦俊彦、太田幸治、赤岡仁之、江戸克栄、東利一、、久米勉、熊倉広志、石川、和男小木紀親、芳賀康浩、丸谷雄一郎、青木茂樹、広瀬盛一
本人担当部分：「第4章 CRM（顧客関係管理） pp.97～120」を担当。
顧客価値の提供による関係性構築の重要性を明らかにした。まず産業財市場とサービス財市場におけるリレーションシップ・マーケティングをレビューし，それをもとに成熟した消費財市場で重視されるCRMの2つの目標（売上向上と顧客との絆づくり）を明らかにした。本稿では後者に重点をおき，コト世界の追求による顧客価値の提供による顧客との絆づくりの枠組みを示す。そのうえで，ハーレーダビッドーソン・ジャパンのケースを示し，顧客との絆づくりを目標としたCRM戦略の有効性を示した。