「クリスチャン・ドートルモンのロゴグラム」
『ソフィア』 第231号、上智大学出版会、pp.275-289.
231
1950年代に前衛芸術運動コブラを主導したベルギーの詩人ドートルモンが創造した「ロゴグラム」の誕生の経緯を確認し、数編の詩の分析を行う。東洋の書のように字を崩し即興で書かれるロゴグラムは、アルファベット文化圏の読者に言語と文字の新たな関係性を示した。