高嶋航・佐々木浩雄編、菅野担当部分:第5章「満洲の台湾人選手―張星賢と柯子彰―」」(192-220頁)
本書では、帝国日本を代表するスポーツ選手として「満洲国」にわたり活躍した二人の台湾人選手、張星賢(1910~1989)と柯子彰(1910~2001)に着目し、「外地」出身者にとっての満洲経験(汪兆銘政権下の中華民国での滞在経験を含む)および戦後の国民党下台湾における境遇に関する比較検討を行った。その他、コラム5「第11回明治神宮国民体育大会「満洲国」初参加をめぐる座談会」(221-224頁)を執筆。