『やんばると台湾―パインと人形劇にみるつながり―』
沖縄タイムス社
本書は、戦前の台湾における居住経験をもとに戦後東村にパインを導入し、同村を沖縄北部(やんばる)地域におけるパインの一大産地に育て上げた元東村長の宮里松次・ミヱ子夫妻(第一部)、台湾の人形劇団に弟子入りし、沖縄の文化要素を組み込んだ独自の人形劇を展開する名護・屋我地の人形劇団「かじまやぁ」の桑江純子代表(第二部)をとりあげ、やんばると台湾のつながりから地域のなかに見られる国際性の一事例について論じた。(全81頁)