本訳書は、日本統治下台湾人の日本人への転換過程とそのアイデンティティ変容の位相を主にポストコロニアル理論を応用して著された英文による研究書の日本語訳である。著者は米国デューク大学アジア・アフリカ言語文学部で教鞭をとるレオ・チン。(全296頁)
(原書:Becoming “Japanese”: Colonial Taiwan and the Politics of Identity Formation, Berkley and Los Angeles: University of California Press)