「台湾原住民選手と〈東京オリンピック〉」
日本国際文化学会第18回全国大会(於:長崎大学)
本報告では、未実現の1940年および戦後開催された1964年の二つの〈東京オリンピック〉のなかに確認できる台湾原住民(日本語では先住民)陸上選手に焦点を当てて検討した。とりわけ、ラケナモやカサウブラウに代表されるような原住民陸上選手のさきがけとしての存在が、すでに日本統治下において確認できていた事実を掘り起して明らかにした。