「両岸の言語と文字をめぐる戦後史」
九州大学台湾スタディーズ「台湾事情」(オンライン)
本報告では、中国と台湾の言語と文字をめぐる戦後史を通観した。言語・文字はコミュニケーションの“ツール”(道具)であると同時に、民族的・国家的アイデンティティの“ルーツ”(根幹)として見なされるという、相反する認識を併せ持つものであると同時に、言語と文字の差異化が両岸の政治によって影響を受けてきた側面を意識することの重要性について指摘した。