特別な配慮を要する子を含めた葛藤解決方略に関する検討-保育記録の分析を通して-
千葉大学教育学部研究紀要
第67巻
多様性を前提に保育を展開する幼稚園の保育記録を分析し,子どもたちどうしの葛藤解決においてどのような方略が取られているかを分析した。その結果,子どもたちは,特別な配慮を要する子と周囲の子との折り合いをつけるため,「1つの行動に2つの意味を付与する」ことで問題解決を図ろうとしている事例を見出した。(広瀬由紀・岩田美保)