異年齢保育に携わる保育者の意識に関する調査研究-千葉市の保育者を対象にした質問紙調査に基づいて-
植草学園大学研究紀要
第2巻
異年齢保育の教育的意義を探るため,30年以上異年齢保育の形態を続けている,千葉市の公立保育所に勤務する保育者を対象に質問紙調査を実施した。その結果,先行文献で示唆されているものと同様の意義を,保育者自身が経験的に感じていることが明らかになった。また,保育者が異年齢保育を展開する上で感じている難しさは,保育所保育指針が示している保育の質の向上に関する内容と多くが合致した。(広瀬由紀,太田俊己)