発達支援センター「うめだ・あけぼの学園」と姉妹園である保育園「うめだ・子供の家」で行われているインテグレーションについて,参加観察を通しその実態を調査した。そこから得られた記録を基に,インテグレーションの充実に向けた大人の役割について考察を行った。その結果,(1)一人ひとりの「居場所」を作る役割,(2)子どもたちの「気づき」を運ぶ役割,(3)関わりの「起点」としての役割,(4)互いを「感じあえる」場を作る役割,が示唆された。本研究では,代表者となり,調査・執筆を行い,著者の監修を得た。(広瀬由紀,岡本仁美)