留学生と日本人学生の話し合い活動への取り組み方における意識の相違-話し合い活動の捉え方の違いはなぜ生じるのか―
多言語・多文化社会を切り拓く日本語教育と教員養成に関する研究』平成14年度 日本学術振興会研究成果報告書 課題番号14380117お茶の水女子大学
本稿は、留学生と日本人学生がグループで話し合う活動の参加者に対して事後インタビュー実施し、参加者の満足度を探った事例研究である。日本人学生は充実した話し合いができたと答えていたのに対して、留学生は話し合いに満足できなかったと述べた。その理由として、日本人学生は聞き役になることで満足していたのに対して、留学生は自分たちが話すことだけでは満足せず、相手の意見を聞きたいと述べていた点を指摘した。(共同研究につき本人担当部分抽出不可能) 共著者:堀川有美、尾関史、菅生早千江