本稿では、第一著者が担当した修士1年生対象の研究法授業について、授業の目的およびコンテンツ(シラバス)を報告した。養成することを目的としたのは「研究に関する情報を収集・分析する能力」「研究を実施し、データを分析する能力」「研究結果を論文・口頭で発信する能力」さらに「自らの研究活動を俯瞰し、必要に応じて修正を加えるメタ認知能力」である。これらの能力を訓練する課題について記述し、課題の相互連関を図示した。
大学院初年次における研究法の訓練は、学部におけるリテラシー教育と同様に重要な課題であり、今後検討されるべきだと問題提起をした。
(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
共著者:佐々貴義式・菅生早千江