30 梅沢恵「『一遍聖絵』にみえる武士の悪業と安達泰盛のイメージ」
『安達一族と鎌倉幕府─御家人が語るもうひとつの鎌倉時代史─』(展覧会図録)、神奈川県立金沢文庫
時宗の祖師絵伝である「一遍聖絵」の詞書に鎌倉幕府の有力御家人であった安達泰盛の滅亡記事が唐突に出てくることから絵巻の成立背景を寺門派との関わりなどから探った論考。この論を発展させて平成31年春に京都国立博物館で開催された「一遍聖絵」の公開シンポジウムで口頭発表した。