食品開発に携わる研究者・技術者が機能性食品のベネフィットとリスクの両面が理解できるように、総論、機能性食品素材の安全性データ解析、新しい分析手法と安全性評価法の三部構成となっている。特に,機能性食品素材の安全性データについては51素材が取り上げられ,流通されている機能性食品素材をほぽ網羅している。(全499ページ)
編者:津志田藤二郎,梅垣敬三,井上浩ー,村上明
共著者:池上幸江,澤田康文,堀里子,海野知紀(他94名)
担当部分:「茶カテキン」 (pp.159~166単著)
茶カテキンの機能性の概要,食経験と摂取量,期待される機能性,安全性評価(一般毒性,アレルゲン 性,医薬品等との相互作用, ヒトヘの被害実例,共存する有害物質),吸収・代謝,今後の課題について執筆した。期待される機能性については,特に特定保健用食品として表示許可を受けている体脂肪低減作 用血中LDLコレステロール低下作用について一覧表にまとめることで読者が理解しやすいように工夫した。