虚血性の神経細胞死に及ぽすテアニンの影響を検討した。スナネズミを実験的に虚血の状態に施し.その後の再還流によって神経細胞死を誘発させた。虚血・再灌流の3時間後にテアニンを腹腔内投与(1 mg/kg)した。その結果、1日後の脳梗塞のサイズは減少した。一方.脳の血流.脳温度.生理的指標(ヘマトクリット.pHなど)には影響していなかった。このことより,テアニンは直接脳神経細胞を保護することに寄与しており,虚血性の細胞死を抑制する可能性が推察された。(全4ページ)
共著者:Takami Kakuda, Hisato Yanase, Kazuhiro Utsunomiya, Ayumu Nozawa, Tomonori Unno, Kiyoshi Kataoka.
担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能