ラット腎臓ホモジネートよりテアニン分解酵素を精製した。テアニンは生体内吸収された後、腎臓におけるリン酸非依存グルタミナーゼ(EC.3.5.1.2)によってL-グルタミン酸とエチルアミンに代謝分解されることを明らかにした。リン酸依存グルタミナーゼでは分解作用は認められなかった。生体内では、テアニンのグルタミン酸基がトランスペプチターゼによって別のペプチドへ転移することが示唆された。(全7ページ)
共著者:Haruhlto Tsuge, Sachi Sano, Takashi Hayakawa, Takami Kakuda, Tomonori Unno担当部分:実験結果の考察と論文原稿の確認