難消化性デキストリン(食物繊維)5,3 gを含む果汁・野菜汁混合飲料を用い,健常人を対象として1日1本(200 ml)を摂取させた。試験は,被験者を2群に分け,難消化性デキストリンを含む試験食と難消化性デキストリンを含まないプラセポ飲料をそれぞれ2週間ずつ摂取させるクロスオーバーによる方法で実施した。その結果排便回数が少ない被験者において食物繊維配合飲料の便通促進効果が認められた。また,試験飲料の摂取により,排便量が増加したと感じる被験者が有意に増えた。(全5ページ)
共著者:海野知紀,菊池達也,永田幸三
担当部分:研究計画の立案,結果の考察を行った。論文の執筆を担当した。