健常人にバター20 gを負荷した場合の茶力テキンの血中中性脂肪上昇抑制効果を検討した。コントロールは250 mL当たり13.7 mgの茶カテキンを含み,試験飲料は215,3 mgの茶カテキンを含む。その結果,コントロールと比較して試験飲料の摂取は食後の脂肪吸収を抑制することが明らかとなり, その効果は空腹時中性脂肪値が高めの被験 者において顕著であった。また,リポタンパク分画を測定した結果, トリグリセリドを豊富に含むリポタンパク質であるカイロミクロン,VLDLの上昇抑制が認められた。(全6ページ)
共著者:海野知紀,鈴木裕子,野澤歩,堤坂裕子,角田隆巳,頴JII一忠,近藤和雄
担当部分:研究計画を立案し,結果の考察を行い、論文を執筆した。