茶カテキンの血液中の簡便な測定方法を確立した。ヒトの血漿に既知濃度の茶カテキンを添加し、Waters Oasis HLB カートリッジにロードした。茶カテキンは、70%ジメチルホルムアミド(0.1%リン酸を含む)で溶出させた。この方法では、一般的なODS C18のカラムカートリッジよりも高い回収率を示した。また、日内、日間変動はそれぞれ5.0%と6.4%であり、0.01-1.0μMの濃度において直線性を示した。この方法を用いて、2名の被験者に対し、茶飲料を摂取した場合の血中カテキンの定量を行った。(全5ページ)
共著者:Tomonori Unno, Yuko M.Sagesaka, Takami Kakuda
担当部分:血漿中茶カテキンの測定条件の検討を行った。