EGCGの抗酸化効果について,生体内での有効性を評価するために,健常人6名に対し、EGCG 180 mg, 270 mg, 540 mgを摂取させ,摂取2時間後の血漿スーパーオキシド消去活性を電子スピン共鳴装置(ESR) を用いて測定した(トリプルクロスオーバー試験)。その結果,EGCGの摂取量依存的にスーパーオキシド消去活性が上昇することを確認し,血中EGCG濃度との相関が認められた。EGCGを摂取することで生体内での抗酸化性が期待されることが示唆された。(全5ページ)
共著者:海野知紀.粟飯原剛,提坂裕子,角田隆巳,松井輝明,荒川泰行
担当部分:研究を立案し.ヒト血漿のスーパーオキシド消去活性と血中EGCG濃度を測定した。また.データ解析と考察を行い,論文を執筆した。