健常な女子学生38名を対象に、難消化性デキストリン(食物繊維4.2 g)を含有したデザート飲料を摂取させることによる排便状況に及ぼす影響を検討した。試験期間中,排便状況に関するアンケートを毎日記入させた。また,健康状態に関するアンケートは1週間ごとに記入させた。その結果便秘傾向者において試験飲料の摂取により非摂取期間と比較して排便日数,排便回数,排便量いずれにおいても有意に増加し,さらに試験飲料の摂取期間では対照飲料と比較して排便日数の有意な増加が認められた。また,愁訴発現からみた身体的・精神的健康状態調査からも飲料摂取により改善がみられた。(全9ページ)
共著者:岸本三香子,海野知紀,田中敬子
担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能