茶カテキンの体脂肪低減効果の作用機序を明らかにする目的で,ラットに茶カテキンを1%配合した食餌を投与し,糞中に排泄された糖質,脂質,たんぱく質を測定した。その結果,いずれの栄養素もコントロールと比較してカテキン群で有意に排泄量が高まったが,特に糖質,たんぱく質の影響が高かった。盲腸内短鎖脂肪酸の測定をしたところ,コントロールと比較して,茶カテキン群では酢酸含有量が低下し,プロピオン酸が増加傾向を示した。(全5ページ)
共著者:Tomonori Unno, Chisa Osada, Yuki Motoo, Yuko Suzuki, Makoto Kobayashi, Ayumu Nozawa
担当部分:研究計画の立案,エネルギー栄養素の糞中排出や盲腸内短鎖脂肪酸を定量した。また,データ解析と考察を行い,論文の執筆を行った。