EGCGを混餌した飼料をラットに摂取さ せ,摂取4週目の2日間において糞を回収した。コントロール群と比較して,EGCG群で糞中への有意なデンプン排泄量の増加が認められた。一方,そのような糞中への有意なデンプン排泄作用は,EGCGをタン ナーゼによって(-)-エピガロカテキンと没食子酸に加水分解させることにより消失した。また,EGCGは濃度依存的にα-アミ ラーゼ阻害作用を示した。以上より,没食子酸エステル型であることが糞中へのデンプン排泄を促進させることに重要であることが示唆された。(全5ページ)
共著者: Tomonori Unno, Yoshimi Matsumoto, Yukari Yamamoto
担当部分:研究計画の立案,糞中デンプン量の定量とa—アミラーゼ阻害活性を測定した。また,データ解析と考察を行い,誰文の執筆を行った。