学術論文

基本情報

氏名 海野 知紀
氏名(カナ) ウンノ トモノリ
氏名(英語) Unno Tomonori
所属 大学 家政
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

2022/10

学術論文名

Epigallocatechin-3-gallate decreases plasma and urinary Levels of p-cresol by modulating gut microbiota in mice. (エピガロカテキンガレートはマウスの腸内細菌叢を変化させることで血漿中と尿中のp-クレゾール濃度を低下させる)<筆頭論文>(査読付き)

単著・共著の別

共著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

ACS Omega

Vol.7

開始ページ

40034

終了ページ

40041

概要

腸内細薗は,チロシンからp-クレゾールを生成する。これが体内に吸収され,硫酸抱合を受けてクレジル硫酸となる。クレジル硫酸は糖尿病性腎症の進展に関与しているとされる尿毒素である。本研究では,マウスを用いた動物実験にお いて,緑茶に含まれるEGCGが生体内のp-クレゾール濃度を効果的に低減することを明らかに した。一方,EGCGをタンナーゼ(加水分解酵素)で処理すると,血中と尿中のpクレゾールの抑制効果が消失したことから,カテキン 骨格に没食子酸が結合していることが重要であ ることが確認された。また,腸内細菌叢の解析によって,EGCGの投与は,門(phylum)レベルではFirmicutesを有意に低下させ,目(order)レベルではClostridialesを有意に低下させた。(8ページ)
共著者:Tomonori Unno, Masaki lchitani
担当部分:研究計画の立案,実験の遂行,デー タ解析と考察,論文の執筆を行った。