7.リソース・リポジショニングのプロセス分析:成都イトーヨーカ堂のケース
国際ビジネス研究
8
2
(査読有り)本稿はイトーヨーカ堂の中国・成都への参入初期段階をサンプルケースとして,本国資源の企業特殊優位化の論理である「リソース・リホンンョニング・フレーム」の仮説を検証した。その結果本国資源が現地市場でリポジショニングして活用されていることを示すとともに,それが参入初期段階における企業業績に影響し,移転と再構築に時間を要する資源と現地で新たに構築する資源の識別にも貢献していることを明らかにした。