若年無業者家族の多く(94%)は若年無業者のことに悩んでい た。特に「親としての子どもの育て方」に悩んでおり(73%)、自責感に駆られる家族の実態が明らかになった。ほとんどの家族(92%)は、身近な人、支援機関への相談経験を持っていた。ただし、身近な人から「共感・受容」を得たと感じ、支援機関から「解決への示唆」を得たと感じていたことから、相談先によって得られる効果が異なると考えられる。世間や近所の目に悩んでいない家族の方が精神的健康度が高かったことから、若年無業者に対する周囲の理解が家族の支援につながる可能性が示唆された。(共同研究につ き、本人担当部分抽出不可能)共著者:髙橋幸子  松井豊  小玉正博  田上不二夫  石隈利紀  大川一郎  岡田昌毅  濱口佳和  田中輝美  湯川進太郎  下山晃司