「対人ストレス過程で生じる否定的情動に注目した対処行動の効果」
日本心理学会第73回大会, 立命館大学
本研究は、身近な第三者との関わりによって対人ストレス対処を行うことの効果を検討するため、対人ストレッサーに喚起された否定的感情が、第三者との関わりを求める行為者の動機や相手の対応を促進し、対人ストレスの解決の程度に影響するまでの過程を検討することを目的とした。大学生・専門学校生 267名への質問紙調査の結果,対人ストレッサーの種類によって,否定的感情が促進する要因や,対人ストレスの解決をもたらす相談相手の反応が異なることが明らかなった。