「対人ストレス反応尺度の信頼性と妥当性の検討」
日本心理学会第76回大会, 専修大学
本研究は,対人ストレス過程で生じる否定的感情(以下対人ストレス反応)を測定する,髙橋 (2008)の対人ストレス反応尺度について,基準関連妥当性,因子的妥当性,内的整合性の検討を行った。大学生152名への質問紙調査の結果,基準変数との有意な偏相関が認められたことから,尺度の十分な基準関連妥当性が確認されたと判断され た。信頼性分析の結果では,すべての因子のα係数が.80以上であったことから,尺度の十分な内的整合性が確認されたと判断された。