本研究は,育児に対するネガ ティブ・ポジティブの両反応を同時に測定できる尺度を開発する事を目的とした。関東在住かつ12歳以下のお子さんを持ち,予備募集に応募してきた女性 413名を対象としたweb調査を 行った。その結果,本研究は,育児関連ストレスに伴うネガ ティブ反応15項目と,ポジティブ反応9項目からなる育児関連ストレス尺度を開発した。これまでの育児関連ストレスは,育児のネガティブな側面によってのみ検討されることが多かっ た。しかし今回,育児のポジ ティブな側面も同時に扱う尺度を開発したことで,育児への両影響が拮抗した結果としての育児関連ストレスを扱うことが可能となった。(共同研究につ き、本人担当部分抽出不可能)共著者:塙 美由貴・髙橋幸子・松井豊