本研究では,新たに開発した育児のポジティブ側面とネガティブ側面を同時に測定できる育児関連ストレス尺度を用いて,子の年齢別に育児関連ストレスと精神的健康を検討することを目的とした。データに不備のない 409名の母親を,子の年齢別に4群(0-1歳,2-3歳,4-6歳,7歳以上)に分け,両尺度得点の平均値の差の検定を行った。その結果,育児関連ストレス尺度についてのみ1%水準で有意な差が見られた。多重比較の結果,0- 1歳児群の得点は,他の3群の得点よりも5%水準で有意に低かった。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)
共著者:塙 美由貴・髙橋幸子・松井豊