本研究では,PTSD症状の規定因に関する日韓比較を行った。その結果,首尾一貫感覚は,日本と韓国に共通してIES-R得点を抑制する要因であった。SOC
は,ユダヤ人虐殺を生き延び,その後を適応的に生きた人々への調査で明らかになった個人差であり,ストレスフルな状況に柔軟な適応を示すパーソナリ ティと捉えられている(Surtees & Wainwright, 2007大塚 2013)。本研究の結果から,SOCのストレス耐性は文化を超えた普遍的な個人差である可能性が示唆された。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)
共著者:Takahashi, S., Yuk, Y., Rie, J., Ando, K., Ohshima, T., & Horike, K.